三月類がドミニオンするんじゃないかな

ボードゲームのドミニオンについて真面目に適当に語る可能性

ドミニオン:Nocturne 日本語版発売決定!その名は「夜想曲」!

ついにNocturne の日本語訳版が発売されます!日本語版タイトルはドミニオン:夜想曲!
正直やっと出たか……と思います。英語版は去年の今頃なので1年以上のずれが生じているのですから。因みに帝国は日本語発売まで10ヶ月くらいかかっていたのでそれ以上ということですね。

発売日は1月中旬とのこと。来年の日本選手権は夜想曲を使うのかな?

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仮想通貨がはびこる資本主義の到来から予見される今後の展望について

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注意:この記事には何の社会的な話題や経済的な思想も含まれていません。ボードゲーム「ドミニオン」の話です。
アクションカードから産出するコインを俗に仮想コインと呼ばれているのはご存知でしょうか?この呼び方はかなり昔から使われていておそらく基本と陰謀しかなかった時代には既に通じる言葉でした。私も昔は何も違和感なくこの言葉を使っていましたが最近になって「いやどのカードから発生しようがコインはコインだろ、何でビットコインみたいな呼び方してるんだこれ?」と疑問に思い調べてみると英語圏からの翻訳っぽいですね。英語ではVirtual Coin(もしくはVirtual Money)と呼ばれます、そのままですね。海外ではさらに細分化されていてキャントリップでコインが出るカードはCantrip Money(もしくはPeddler Variant、行商人系)、ドローせずアクションを消費しないならDisappearing Moneyと呼ぶとか。
Virtual coin - DominionStrategy Wiki
まあこの話は雑談です。では本題のCapitalism(資本主義)下において悪用できるカードとその使い方について色々考えていきましょう。

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ここまでのRenaissanceを振り返って

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新拡張Renaissanceのプレビューもすべて出そろい、あとは発売を待つだけとなりました。今回は今までで分かったRenaissanceの内容とそこから推測できることをまとめました。

基本情報

拡張セットの中身

カード枚数:300枚
王国カード25種、横向きのカード25枚
トークン:35個(おそらくすべてギルドや海辺に入っていたコイントークンと同じ)
木製キューブ:12個
紙製マット:6枚

カニズム

Villager:村人トークン。アクション使用権をためておくことができる効果。

Coffer:コイントークン。ギルドで初登場したコインをためておくことができる効果。

  • 上記2つは同じ形のトークンがマットの上に置く位置を変えることでどちらのトークンか区別するとのこと。

Artifact:Lost in the Woodsのような誰か一人しか持つことができない、デッキに入らず持っているだけで効果を得られる横向きのカード。全部で5種類あり、わかっているのは3種類。今の所すべて王国カードに関連付けられている。

Project:一度購入するとゲーム終了まで効果を得られるイベントのような横向きのカード。一人当たり2つの木製キューブがゲーム開始時に配られ、購入したProjectにはそのProjectの上に未使用の木製キューブを1個置く。基本的にサプライにはイベント・ランドマーク・Projectを合わせて2枚まで並ぶようだが、もちろんプレイヤーが望むならそれ以上に並べても良い。木製キューブは1度使うともう戻すことはできない。全部で20種類あり、そのうち6種類が判明している。

ティーザーと判明しているカードを照らし合わせる

3種類の財宝……Ducatとあと2種類
2種類のアタック……Villainのあと1種類
2種類の持続……不明
1種類のリアクション……不明
15種類のトークン関係のカード……Acting Troupe、Sculptor、Recruiter、Villain、Ducat、Silk Merchant、Swashbucklerの7種類が判明している。
16種類の廃棄関係のカード……Priest、Acting Troupe、Recruiter、Ducat、Silk Merchant、Flag Bearer、Treasurer、Sewersの8種類が判明している。
引用符の付いたカード……不明
3単語からなるカード……Acting Troupe
4単語からなるカード……Scholar
購入フェイズにアクションカードを使用する手段3種類……Innovationとあと2種類
ゲームが終了した後に追加ターンを得る方法……不明、全員が追加ターンを得られてもあまり意味なさそうなのでArtifactかも?
止めることができない圧縮手段……不明、止めることができないならProject?
シャッフルを参照するもの……Star Chart

コスト帯

現在分かっている王国カードは11/25種、Projectは6/20種
2コスト……Ducat
3コスト……Experiment、Acting Troupe、Star Chart、Sewers
4コスト……Mountain Village、Priest、Silk Merchant、Flag Bearer、Fair、Silos
5コスト……Seer、Scholar、Sculptor、Recruiter、Villain、Swashbuckler、Treasurer
6コスト……Innovation
8コスト……Citadel

比較的Renaissanceと配分が近い冒険との比較

王国カード30種、イベント20種
0コスト……借入、探索、施し
1コスト……保存
2コスト……倒壊、鼠取り、法貨、騎士見習い、農民、移動遊園地、偵察隊
3コスト……地下牢、道具、魔除け、隊商の護衛、案内人、トレジャーハンター、兵士、焚火、探検、立案、渡し船
4コスト……カササギ、使者、守銭奴、港町、山守、複製、変容、ウォリアー、脱走兵、使節団、巡礼
5コスト……失われし都市、語り部、工匠、巨人、沼の妖婆、呪いの森、橋の下のトロル、御料車、ワイン商、遠隔地、掘出物、遺物、ヒーロー、門下生、海路、奇襲、交易、舞踏会
6コスト……雇人、チャンピオン、教師、失われた技術、鍛錬
7コスト……相続
8コスト……誘導

Projectは効果が永続なのもあり、イベントよりは平均コストは上がりそうです。少なくとも0コストのProjectは何かデメリットが付随しているとかでもない限り存在しないでしょう。
コストで見ると公開されていないカードは2コストが1~2種、3コストが3~4種、4コストが3~4種、5コストが3~5種、6コスト以上1~2種辺りになりそうでしょうか。