三月類がドミニオンするんじゃないかな

ボードゲームのドミニオンについて真面目に適当に語る可能性

ドミニオン:同盟、プレビュー2日目

プレビュー

分割された山(札)*1が帰ってきた!今回はrotate(ローテ)する。そして4種類のカードが入っているんだ。このことを説明するために、1枚見てみよう。それは Augur(易者)だ。
f:id:sir_martin:20220301171220p:plain
この山は4枚のHerb Gatherer(薬草摘み)から始まり、そのあとAcolyte(侍祭)4枚、Sorceress(女呪法師)4枚、Sibyl(巫女)4枚の順で構成されている。そして一番上のカードだけしか買ったり獲得することができない。しかし1枚目のカードはその山をローテすることができる。この効果は一番上にあるカードとすぐ下にあるそれと同じものをすべて一番下に置くというものだ。一番上に薬草摘みが3枚あり、次に侍祭などがある場合、ローテすると薬草摘み3枚すべてが一番下に置かれる。薬草摘み1枚と侍祭があった場合、その薬草摘1枚を一番下に置く。その山に違う名前のカードが残っているなら、ローテすることで違うカードが現れる。そうして上にあるカードがなくなる前に下のカードに手を付けられるというわけだ。

薬草摘み、こいつはこのローテーション効果と宰相(そんなカード知らないって?)に加え捨て札にある財宝を使用できる。侍祭は手札にあるものを金貨に変換できるが、自身を易者の山の一番上にあるもの、つまり別の侍祭やもっと良いカード(あるいは薬草摘みもあるかもしれない)に変換することもできる。女呪法師は推測ゲームであり、当たれば他のプレイヤーに呪いを獲得させることができる。そして巫女はその推測ゲームを勝たせてくれるものだ。

そしてもう一つ、Odyssey(航海譚)だ。
f:id:sir_martin:20220301171232p:plain
先ほどと同様、1枚目のカードは山をローテできる。Old Map(古ぼけた地図)はちょっとした手札入れ替えだ。Voyage(航海)は追加ターンを与えるが厄介な制約がある―カードを3枚しか使えない、財宝も含めて。ただし手札以外のカードをプレイするものなら多少回避できる(例:ゴーレム)。Sunken Treasure(海底の財宝)はまだ持っていないものを手に入れられるし、Distant Shore(最果ての海岸)はどういうことか屋敷を獲得する研究所だ。

これらのランダマイザはどのようになっているか?よくぞ聞いてくれた
f:id:sir_martin:20220301171239p:plain

分割された山は理解するのが大変だから、いつもの山も一つ紹介しておこう。
f:id:sir_martin:20220301171247p:plain

カードが他のカードに変化してカードの争奪戦に躍り出る。このカードが何に役に立つのかわからなくても買ってみてくれ。分割された山の順番を混乱させることができるだろう。

昨日の連携のスパイスに、さらに2枚の同盟者を紹介しよう。
f:id:sir_martin:20220301171255p:plain
つまり武器庫と技術革新だ。

これまでと同様、カードは https://dominion.games/ でほとんどすぐに試すことができる。

公開カード

薬草摘み

f:id:sir_martin:20220301180227p:plain

侍祭

f:id:sir_martin:20220301180117p:plain

女呪法師

f:id:sir_martin:20220301180109p:plain

巫女

f:id:sir_martin:20220301180217p:plain

古ぼけた地図

f:id:sir_martin:20220301180143p:plain

航海

f:id:sir_martin:20220301180201p:plain

詳細

追加ターンは手札から使用することを制限する。
つまり、玉座の間で2回目をプレイすることは手札ではないので適正。アクションA→玉座の間→アクションBならばアクションBは2回使用できる(3枚目に玉座の間を使用しても何も手札から使えないので不発する)。

直前のターンが自分のターンであるターン*2中に航海を使用しても機能しないが、そうでないならば累積させることができる(1ターン中に2回航海を使えば追加ターンが2回発生する)。

航海ターン中、対戦相手は何の制限も受けない(手札の隊商の護衛/黒猫/牧羊犬/鷹匠は問題なく4枚以上使用できる)。

参考:手札以外からカードを使用するカード(玉座の間のような手札から使用したものをもう一度使うタイプは除く)

  • 家臣
  • ゴーレム
  • はみだし者
  • 伝令官
  • 御料車
  • 屋敷(相続)
  • 大君主
  • ネクロマンサー
  • 幽霊
  • 王笏
  • ピアッツァ
  • 技術革新(注意:旧ルールの場合脇に置くため確実だが、現在のルールでは脇に置かないため、手札に獲得したものは手札から使用したことになる)
  • 村有緑地(リアクション)
  • 遅延
  • 博打
  • 進軍
  • 刈り入れ
  • 薬草摘み
  • 都市国家(手札に獲得したものは手札から使用したことになる)
  • 船長
  • 王子
  • 召喚

海底の財宝

f:id:sir_martin:20220301180101p:plain

詳細

場に出ていなければ獲得できる。そのターン中に使用していたり、コストは問わない。サプライ(の山の一番上)にはある必要がある
場にさえ出ていなければ大君主を獲得できるし、大君主で使用したアクションも獲得できる(場に出ていないなら)。

最果ての海岸

f:id:sir_martin:20220301180234p:plain

物々交換

f:id:sir_martin:20220301180053p:plain

工芸家ギルド

f:id:sir_martin:20220301180152p:plain

都市国家

f:id:sir_martin:20220301180129p:plain

詳細

同盟の分割された山は原則帝国の分割された山と同じ

  • 上にあるカードしか購入・獲得ができない。
  • 山にあるカードは何が何枚あるかいつでも確認できる。

ただし、今回は4種類のカードが4枚ずつ入った16枚1山で、最初に一番上にあるカードは自身の山の順番を入れ替えるローテを行うことができる効果を持つ。
ローテを行うと対応する山の一番上にあるカードとその山の中にあり一番上にあるものと同じ名前のカードは一番下に置かれる。
ただし、大使、馬の習性、チョウの習性、物々交換などによって例えば上から航海、古ぼけた地図、航海、その他数枚、航海2枚(一番下)となっているときにローテした場合、上から3枚目の位置にある航海は移動しない(オンラインで挙動を確認)
航海が点在するところで公開に対してローテした前後の画像
f:id:sir_martin:20220301185853p:plain

*1:公式日本語版の帝国では分割された山札となっているが、ブラウザ版では分割された山となっている。

*2:追加ターンでは、と言いたいが支配は本来のターンより先に来る追加ターンであるためそうは言えない