三月類がドミニオンするんじゃないかな

ボードゲームのドミニオンについて真面目に適当に語る可能性

ここまでのRenaissanceを振り返って

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新拡張Renaissanceのプレビューもすべて出そろい、あとは発売を待つだけとなりました。今回は今までで分かったRenaissanceの内容とそこから推測できることをまとめました。

基本情報

拡張セットの中身

カード枚数:300枚
王国カード25種、横向きのカード25枚
トークン:35個(おそらくすべてギルドや海辺に入っていたコイントークンと同じ)
木製キューブ:12個
紙製マット:6枚

カニズム

Villager:村人トークン。アクション使用権をためておくことができる効果。

Coffer:コイントークン。ギルドで初登場したコインをためておくことができる効果。

  • 上記2つは同じ形のトークンがマットの上に置く位置を変えることでどちらのトークンか区別するとのこと。

Artifact:Lost in the Woodsのような誰か一人しか持つことができない、デッキに入らず持っているだけで効果を得られる横向きのカード。全部で5種類あり、わかっているのは3種類。今の所すべて王国カードに関連付けられている。

Project:一度購入するとゲーム終了まで効果を得られるイベントのような横向きのカード。一人当たり2つの木製キューブがゲーム開始時に配られ、購入したProjectにはそのProjectの上に未使用の木製キューブを1個置く。基本的にサプライにはイベント・ランドマーク・Projectを合わせて2枚まで並ぶようだが、もちろんプレイヤーが望むならそれ以上に並べても良い。木製キューブは1度使うともう戻すことはできない。全部で20種類あり、そのうち6種類が判明している。

ティーザーと判明しているカードを照らし合わせる

3種類の財宝……Ducatとあと2種類
2種類のアタック……Villainのあと1種類
2種類の持続……不明
1種類のリアクション……不明
15種類のトークン関係のカード……Acting Troupe、Sculptor、Recruiter、Villain、Ducat、Silk Merchant、Swashbucklerの7種類が判明している。
16種類の廃棄関係のカード……Priest、Acting Troupe、Recruiter、Ducat、Silk Merchant、Flag Bearer、Treasurer、Sewersの8種類が判明している。
引用符の付いたカード……不明
3単語からなるカード……Acting Troupe
4単語からなるカード……Scholar
購入フェイズにアクションカードを使用する手段3種類……Innovationとあと2種類
ゲームが終了した後に追加ターンを得る方法……不明、全員が追加ターンを得られてもあまり意味なさそうなのでArtifactかも?
止めることができない圧縮手段……不明、止めることができないならProject?
シャッフルを参照するもの……Star Chart

コスト帯

現在分かっている王国カードは11/25種、Projectは6/20種
2コスト……Ducat
3コスト……Experiment、Acting Troupe、Star Chart、Sewers
4コスト……Mountain Village、Priest、Silk Merchant、Flag Bearer、Fair、Silos
5コスト……Seer、Scholar、Sculptor、Recruiter、Villain、Swashbuckler、Treasurer
6コスト……Innovation
8コスト……Citadel

比較的Renaissanceと配分が近い冒険との比較

王国カード30種、イベント20種
0コスト……借入、探索、施し
1コスト……保存
2コスト……倒壊、鼠取り、法貨、騎士見習い、農民、移動遊園地、偵察隊
3コスト……地下牢、道具、魔除け、隊商の護衛、案内人、トレジャーハンター、兵士、焚火、探検、立案、渡し船
4コスト……カササギ、使者、守銭奴、港町、山守、複製、変容、ウォリアー、脱走兵、使節団、巡礼
5コスト……失われし都市、語り部、工匠、巨人、沼の妖婆、呪いの森、橋の下のトロル、御料車、ワイン商、遠隔地、掘出物、遺物、ヒーロー、門下生、海路、奇襲、交易、舞踏会
6コスト……雇人、チャンピオン、教師、失われた技術、鍛錬
7コスト……相続
8コスト……誘導

Projectは効果が永続なのもあり、イベントよりは平均コストは上がりそうです。少なくとも0コストのProjectは何かデメリットが付随しているとかでもない限り存在しないでしょう。
コストで見ると公開されていないカードは2コストが1~2種、3コストが3~4種、4コストが3~4種、5コストが3~5種、6コスト以上1~2種辺りになりそうでしょうか。

ドミニオン:Renaissance Previews 5日目 ~Project~

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Projectsは誰もが持つことができる効果だ。それらはイベントやランドマークのように特別な横向きカードの山札かランダマイザカードに混ぜられる。
イベントやランドマークは君がより多くを望むなら好きにしたらいいのだが基本的に最大合わせて2枚までだった。
各プレイヤーは二つの木製キューブを得られる、最終的に木製にすることにしたんだ。もし、Projectsを買いたければ購入フェイズで買えばいい、まだ使っていない木製キューブを購入したProjectsに乗せれば、そこからゲーム終了までその効果を得られるんだ。
二つしかキューブはないから、例えたくさんのProjectsを並べても一度に2枚までしか買うことはできない
誰もが同じProjectsにキューブを置くことができる、それくらいの余裕はあるんだ。Projectsは20種類ある、これがそのうちの6種類だ。
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Fairは4コイン払えば、Fairにキューブを置いて、今から毎ターン追加で+1カードを購入が得られる、取るかい?

Silosはターン開始時に銅貨を捨てる地下貯蔵庫となる。ちょっとしたことだ。

Citadelは毎ターン最初に使用するアクションを繰り返す。一度これを購入するだけでそうなる。

Star Chartはシャッフルするたびにカードを1枚山札の上に置ける。恐らくそいつはすぐに手札に来るだろう、もちろんカードを見て選べる、裏面を見て選ぶことはない。

Sewerはあらゆる廃棄がさらに追加で圧縮ができるようになるということだ。Acting Troupeのような使い捨てのカードでも、詐欺師のようなカードを失うものでもはたらくんだ。そういったずるいこともできるんだ。

最後に、Innovationは各ターン最初に購入/獲得したアクションが即座に場に移動して使用することができるんだ。購入フェイズでアクションを使っても役に立つとは限らないが(いつだって役に立つ工房がある訳じゃない)、いろんなことができることもわかっている(例えば、工房があるときとかね)

これでプレビューはすべてだ!この週末までドミニオンオンラインでプレビューされたカードを使うことができる。そのあとは紙製の製品が販売されるまで消えてしまうだろう。
残りのカードを見られるのはそのときだ。 ではそれはいつなのだろうか?うーん現在のところ……10月後半だ、10月下旬、もはやほとんど10月じゃない月末かもしれない。
ああ、1ヶ月はある。しかし少なくともRGGはこの見積もりに大きな自信を持っている。ルールブックはいつものようにオンラインで公開され、プレイヤーがカードを手にした頃に私はRenaissanceの知られざる歴史を投稿するだろう。

カード効果詳細

Fair(縁日)

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コスト4 Project
あなたのターンの開始時に、+1カードを購入

Silos(貯蔵庫)

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コスト4 Project
あなたのターンの開始時に、好きな枚数の銅貨を公開して捨て札にし、同じ枚数のカードを引く。

Citadel(城郭)

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コスト8 Project
あなたのターン中、あなたが最初にアクションカード1枚を使用するとき、その解決後にそれを再使用する。

Star Chart(星図)

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コスト3 Project
山札をシャッフルするとき、その中の1枚を山札の一番上においても良い。

Sewer(下水道)

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コスト3 Project
この効果以外でカード1枚を廃棄するとき、追加で手札1枚を廃棄しても良い。

Innovation(技術革新)

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コスト6 Project
あなたのターン中、最初にアクションカード1枚を獲得するとき、それを脇に置いても良い。脇に置いた場合、場に出して使用する。

雑感

全部強くない?買わない選択肢が無いものが多い気がします。特にStar Chart、とりあえず画策っぽいことは出来るし腐ることはほぼないでしょう。
他にはInnovationは面白いことができそうですね。購入フェイズ中だと多くのアクションは意味を成しませんが、コインの出るアクションなら結果的に通常より安く買えるわけですし、リザーブカードや一部の持続カードはとても相性がいいでしょう。

ドミニオン:Renaissance Previews 4日目 ~Artifact~

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Artifactsは一人だけが持てる効果だ。Flagを取るとき、誰かが既に持っていたらその人から取り上げることになる。だからこいつは行ったり来たりをする。ちょうどLost in the Woods(Nocturneのカードだ)みたいなものさ。よし、これについてもう少し話すなら、そうだな、ああそれだ。Artifactsは全部で5種類ある、そのうち3種類とそれに関係あるカードを紹介しよう。
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Flag BearerはFlagを持ってくる。誰かに奪われたら、もう一枚買えばいい。しかしFlag Bearerをデッキに入れることはどれくらいまでなら耐えられることだろうか?こいつを廃棄してもFlagは回収できるから、常にそれが問題になるわけじゃないね。

Swashbucklerは厄介な奴だ。コロンより後のことは捨て札にカードがあるときのみ発生する―そいつは思ったより難しいことだ。その理由の一つとして捨て札をチェックする前に3枚カードを引く。Treasure Chestを手に入れるのにはコイントークンは必ずしもSwashbucklerからのものじゃなくてもいいから、たまには助けがあるだろうが、最低でも一回は捨て札置き場にカードが必要だ。

Treasurerは財宝を廃棄したり、取り戻したり、何もしなかったりする。そしてKeyは宝物庫みたいなものだ。だからこのカードは君の宝物になるだろう。

カード効果詳細

Flag Bearer(旗手)

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コスト4 アクション
+2コイン
-
このカードを獲得または廃棄するとき、旗を得る。

Flag(旗)

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Artifact
クリーンアップフェイズ中、手札を引くとき、+1カードを引く。

Swashbuckler(剣士)

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コスト5 アクション
+3カードを引く
捨て札置き場にカードがある場合:+1コイントークン、4枚以上コイントークンを所持している場合、宝箱を得る。

Treasure Chest(宝箱)

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Artifact
あなたの購入フェイズの開始時に、金貨1枚を獲得する。

Treasurer(会計人)

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コスト5 アクション
+3コイン
次のうち1つ選ぶ:「手札の財宝カード1枚を廃棄する。」;「廃棄置き場の財宝カード1枚を手札に獲得する」;「鍵を得る」

Key(鍵)

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Artifact
あなたのターンの開始時に、+1コイン

雑感

Donald X氏の言う通りLost in the Woods感のある効果ですねArtifacts。まだ未公開のArtifactsは2種類あるとか。
Flag Bearerは初手で買いたいしFlagを奪い返すために何度か買いたいのですが本体がかなり弱い部類なのが難しいところ。Recruiterで廃棄しろと言わんばかりの効果だ。
Swashbucklerはよくある5コストおまけつき3ドロー。コイントークンを取る条件は能動的に手札を捨てられないと確かに難しい……Treasure Chestはどうかな、厳しい条件を満たしてまで欲しいと思えるかな(金貨は呪い勢)
Treasurerは強化金貸し。Keyは宝物庫みたいなものだが3金に宝物庫がついてくるならまあいい感じでしょう。最初に使うTreasurerはどちらのモードを使うべきでしょうね?

TreasurerでMagic Lamp回収しようね。

ドミニオン:Renaissance Previews 3日目 ~Coffer~

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CoffersはVillagerに似ているがコインのために使う。なんてね。Coffersは既にギルドで出ていたが、あとで刷り直すまではその言葉を使っていなかったね。貯金することができるお金だ。カードを購入する前だけ使用できる。1個1コインだ。ギルドではもともと「コイントークンを得る」だったがこの拡張セットでは「+1Coffers」だ
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Villainは+2Coffersだ。ほらね、簡単でしょ。それに加えて他のプレイヤーに何か価値のあるものを捨てさせるんだ、序盤の屋敷や終盤の属州がなければね。しかし知ってのとおり、中盤ならよいカードを落とすことを強いることができるだろう。

DucatはCoffers財宝だ。獲得したとき手札に銅貨があれば、実質的に貯蓄可能な銅貨に改良できるんだ。

Silk Merchantは来たときといなくなるときにトークンがあふれだす。中盤でもいろいろ役に立つだろう。

カード効果詳細

Villain(悪党)

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コスト5 アクション-アタック
+2コイントーク
手札が5枚以上の他のプレイヤーは全員、コスト2以上のカード1枚を捨て札にする。(ない場合、手札を公開する)

Ducat(国際通貨)

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コスト2 財宝
+1コイントーク
+1カードを購入
-
これを獲得するとき、手札の銅貨1枚を廃棄してもよい。

Silk Merchant(絹商人)

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コスト4 アクション
+2カードを引く
+1カードを購入
-
これを獲得又は廃棄するとき、
+1村人トーク
+1コイントーク

雑感

新たなコイントークンを使うカード、いや全部強い。Ducatは蝋燭職人の上位互換などと噂されますがどうでしょう、コンボマン三月はアクションフェイズに使えるほうが上位互換だと思ってしまうんですけど。
Villainはそのまま使っても有効な範囲は中盤くらいでなかなかあてにできないアタックかも。しかし2コイントークンは強いし、呪い撒きや避難所、Heirloomがあればより厄介になるでしょう。
Silk Merchantは獲得・廃棄時効果は強いですが本体の性能が少し弱い……たくさん買っていいカードではないですね。

ドミニオン:Renaissance Previews 2日目 ~Villager~

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原文は
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Villagers(村人トークン)はCoffers*1のアクション版だ。この説明で単純に伝わると思っているがどうかな。+1Villagerは君のCoffers/VillagersマットのVilagers側にトークンをくわえることを意味する。アクションフェイズ中そのトークンを取り除く代わりに+1アクションを得られるんだ。+1アクションを残すことができるようになったわけだね。実際のトークンはコインだが、複雑に考えないでくれ、二つの役割を与えているんだ。今から話すけどそいつはトークンが1種類で済むのは素晴らしいことなんだ。まあとにかく、Villagersだ。
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Acting Troupeは単刀直入に言えば4村人トークンを得て、消滅する。村の価値を貶めることはない。村系のカードがこれしかなかったらどのようなデッキが作れる可能性があるのだろうか?いつものように君たちの発想に期待しよう。

Sculptorは珍獣だ、手札に直接入ってくる工房だ。気を付けてくれ、もしアクションカードを獲得したときは必ずしもそのターンに使うことはできない…だが待ってくれ、それまでにSculptorを使用した際村人トークンを手に入れたかもしれない。こいつは用意周到なんだ。

Recruiterは大量に村人トークンを与えてくれるんだ。だが大概にしておいたほうがいい、村人トークンによる巨大な山を築く必要なんてないのだから。

昨日のプレビューを見落としていた人がいるかもしれないから、ここでもこれらのカードがドミニオンオンラインで触ることができることを伝えておくよ。昨日のプレビューを既に見ていたなら、今私は君の時間を無駄にしただけだね。

カード効果詳細

Acting Troupe(劇団)

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コスト3 アクション
+4村人トーク
これを廃棄する

Sculptor(彫刻家)

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コスト5 アクション
コスト4以下のカードを獲得し手札に加える(画像では手札に加えることは書いていないがこれは翻訳ミス)
それが財宝の場合、+1村人トーク

Recruiter(スカウト)

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コスト5 アクション
+2カードを引く
手札にあるカードを1枚廃棄する。そのコスト1につき+1村人トーク

雑感

ついに出ましたアクションをためるトークン。しかし素直に集めさせてくれないのが憎いところ。一見コンボを強化する要素にも見えますがステロで事故防止にも使えるので一概に言えません。
3単語のカードも出ました。他のカードも難しいことは書いていないし素直ですね。(運用が簡単とは言っていない)
Recruiterはトークン関係の文章を無視すれば実質仮面舞踏会。この効果だけでも強いぞ。

ルール上はアクションフェイズ中でカードの効果がすべて解決しているときであれば村人トークンはいつでも消費できます。(支配をする/されるとき、王冠を使いたいときに影響を受ける)
ドミニオンオンラインでは現在の所アクションフェイズ中に真ん中の村人トークン数を示すアイコンをクリックすることで1つずつ消費できます。また、アクションフェイズ中に王冠を使ったときも村人トークンを使用するか聞いてくるようです。(ちなみにこれは万全ではない、例えば手札にアクションがないときはアクションフェイズがスキップされるため王冠のために村人トークンを使うタイミングがなくなる)

*1:コイントークンのこと。プレビュー1日目の雑感を参照のこと

ドミニオン:Renaissance Previews 1日目

2日目
3日目
4日目
5日目
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ドミニオン、それは君が達成しようとしていることだ。ルネサンス期の到来だ!

Renaissanceには4つのテーマがある。Villagers、Coffers、Artifacts、Projectsだ。我々はこれから残り4日間で見ていくことになるだろう。しかし実際はこの拡張セットの王国カードの半分はこれらのテーマに沿うものじゃない。そして今日、それらの一部がここにある。前回と同じくプレビューされたカードはドミニオンオンラインで遊べるようになっている。今日はバラエティに富んだ5枚のカードを紹介しよう。それらを既に目を通したと思うが、この段落ではそうじゃないふりをしなきゃならない。さあ、これを見てくれ。
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Mountain Villageは山札からカードを引く代わりに捨て札にあるカード1枚を手札に戻す。それができなければ従来通りカードを引くから君が悲しむ状況はない。こいつにはちょっとした芸がいくつかある。一つは君の手札にあるMountain Villageは捨て札置き場にあるMountain Villageをすべて回収できるんだ。


Priestは圧縮カードで、さらに圧縮に対して報酬を与えてくれる。Priestを使用すれば2コイン得て、銅貨を廃棄する。2枚目のPriestを使用して2コインを得る、銅貨を廃棄する、そして最初のPriestがボーナスとしてさらに2コイン与えてくれるんだ。3枚目のPriestを使用する、銀貨を廃棄する(もう君の銅貨は尽きてしまったんだ)、最初と2番目のPriestが2コインずつ与えてくれる。様子を見てみようか?彼らに捧げる品物を十分に準備してね。


Seerはコストが2~4の間のカードを引いてくる。これらは最高のカードではないが悪いものでもないだろう。それら3枚とも手札に加えることもできる。


Scholarはデッキを回す。こいつは単純化をしたことを示すイメージキャラクターだ。この拡張セットが今までのセットよりは単純であるよう努力した証なんだ。


Experimentは使い捨ての研究所だが一度に2枚得ることができる。


繰り返すが、ドミニオンオンラインではこれらのカードを試すことができる(これをプレビュー期間過ぎた後も読んでいるなら別だが)。それができるようになりそうなやつをクリックしてみてくれ、きっとできるだろう。

カード効果詳細

Mountain Village(山村)

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コスト4 アクション
+2アクション
捨て札をすべて見て、その中の1枚を手札に加える。
手札に加えられない場合、+1カードを引く。

Priest(司祭)

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コスト4 アクション
+2コイン
手札1枚を廃棄する。
その後、このターン、カード1枚を廃棄するとき、+2コイン

Seer(易者)

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コスト5 アクション
+1カードを引く
+1アクション
山札の上から3枚を公開する。その中のコストが2から4のカードを手札に加える。残りを好きな順番で山札に戻す。

Scholar(学者)

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コスト5 アクション
手札を捨てる
+7カードを引く

Experiment(実験)

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コスト3 アクション
+2カードを引く
+1アクション
これをサプライに戻す
-
これを獲得するとき、追加で実験1枚を獲得する(その実験は追加の実験を獲得させない)。

雑感

早速ティザーで言及されていた4単語のカードが出てきました。今回の拡張セットは単純化に努めたそうですがいかほどでしょうかね?
最初のほうで言及された4つのテーマのうちVillagersはおそらくアクションをためておくためのトークンの名前でしょう。Coffersはコイントークンの事です、海外で発売されているギルドの2版ではコイントークンを得る効果を+1Coffersに言い換えられています。
http://wiki.dominionstrategy.com/images/b/b9/Baker.jpg

ではまた明日

Dominion:Renaissanceの先行情報!


Donald X氏による新拡張発売前恒例のティザー(事前に情報を小出しして盛り上げること)が発表されました。
今回は帝国以前と同じくカードの断片的な情報が並べる形式のようです。早速一つずつ見ていきましょう。

  • 25 kingdom cards, 25 sideways cards, 12 wooden cubes, 6 playmats, and 35 tokens

25種の王国カード、25枚の横向きのカード、12個の木製キューブ、6枚のプレイマット、35枚のトーク


25種類の王国カードがあると言うことは25×11=275枚、それに加えて横向きのカードが25枚で合わせて300枚。Renaissanceは300枚のカードからなる拡張セットですのでこれですべてのカードを使用しているということになります。つまり勝利点カードが存在しない。デイム・ジョセフィーヌみたいなのがなければ。

25枚の横向きのカードは今までイベント、ランドマーク、Boons、Hexes、Stateといったものがありましたがこれらのうちのどれかなのか、それともRenaissanceの新要素であるProject、Artifacts関係のカードなのか、全くの不明です。先ほど述べたように勝利点のない拡張セットなのでランドマークがあるのかなとか思ったり。StateもNocturneで少し出ただけなので何か色々する余地はありそう。

12個の木製キューブはもっと未知の存在です。12個ということは一人2個ずつ当たるようになっているのか、それとも勝利点関係で勝利点カードの枚数に倣って12個なのか、色々考えられますね。
6枚のプレイマットは今まで何度もあった一人1枚ずつわたるマットで間違いないでしょう。問題は何を載せるかですが、おそらくはトークン類だと思われます。コイントークンにもマットが必要みたいなことを昔Donald X氏が言っていたような、うろ覚えですが。とにかく島や原住民の村のようにカードを置くためのマットではないと思います。

Renaissanceではコイントークンとアクション使用権を貯めておける新種のトークンの2種類が存在することが公開されています。35枚のトークンはその2種類なのでしょう。ギルドのときはコイントークンが25枚ほど入っていましたので新種のトークンは10枚ということに、あれ?少なくない?つまり新種のトークンは結構貯めづらいようにデザインされているか、コイントークンがギルドより減らされているのかもしれません。

  • three Treasures, two Attacks, two Duration cards, and one Reaction

3種の財宝、2種のアタック、2種の持続、1種のリアクション


第一印象はアタック少な!財宝多っ!アタック2種類しかない拡張は錬金術とギルドだけです。それらは小さい拡張だったので違和感はなかったですが今回の拡張は陰謀や海辺と同じサイズ、Renaissanceだけでやるとスムーズに拡大再生産を許してくれるのか、それとも横向きカードや木製キューブが悪さをするのか。財宝3種は今調べてみると異郷、冒険、帝国と同じ枚数なので多めではあるけど特別おかしいことではないみたいです。繁栄9種、Nocturne8種がおかしいんや。
持続とリアクションについてはいつもと同じ感じですね。特に語ることはありません。

  • fifteen uses for tokens

トークン関係のカードが15種類


ここで注意したいのは15種類というのはおそらく王国カードとは限らないと思います。横向きカードにも当然トークンを参照するカードはあるでしょう。

  • sixteen uses of "trash"

「廃棄」関係のカードが16種類


上記と同じく王国カードとは限りませんし、「廃棄」と強調されている辺り廃棄する/される効果を持つとも限らないのかも。Necromancerみたいな参照仕方もあるかもしれないし、廃棄時効果の話かもしれません。

  • a card with a word in quotation marks on it

引用符がついたカード1種


つまり、特定のカード名/行動/トークンなどを参照するカードということでしょうか?

  • a card with only 3 words on it; a card with only 4 words on it

効果文が3単語からなるカード、4単語からなるカード1種ずつ


とても短い効果をもつカードのようです。Gain a Silver.とか?

  • three ways to play Actions in your Buy phase

購入フェイズにアクションカードを使用する3つの方法。


冠…じゃないですね。悪さできそうなのが現状語り部とLeprechaunくらいしか思いつかない。

  • a way to take a turn after the game would otherwise be over

ゲームが終了した後に追加ターンを得る方法。


後手不利を軽減できそう。先手も追加ターンを得られるなら結局意味ないけど。

  • a trasher you can't turn off

止めることができない圧縮手段。


王子再建みたいな?それほど極端じゃなくても圧縮しきったところに仮面舞踏会撃たれる辛さを味わされるのは嫌です。

  • something that cares about shuffling

シャッフルを参照するもの


シャッフルするたびに2コインとか?引ききりじゃないと弱いですね。持続(-アタック)でプレイヤーがシャッフルすると何か起きるとか。あとsomethingなのでカードの効果ではなく木製キューブの事の可能性もある?

Joshua Stewart氏ー?

さて、Nocturneで公式が公開するより前にConclaveとExorcistのカードの絵を公開していたJoshua Stewart氏のサイトを見ると、おや、またRio Grande Reogrande Gamesに提供した絵があるようですね

swashbuckler(剣士)

cathedral(大聖堂)

この画像がドミニオンに使われるのかどうかは…想像に任せます。