結局出るんですね。
わかっていることは
- 新カードが9枚
- いくつかのカードにエラッタ
- 発売前にプレビューがある
- 英語版は4月発売予定
- 日本語版もそれほど遅れずに発売予定
入れ替わりそうなカード
過去にドナルドXが海辺の二版についてこんな話をしていたり
forum.dominionstrategy.com
これも踏まえて考えていきます。
真珠採り
ただのキャントリップ、大広間が消えたのでこいつが消えてもおかしくない。100%消えると予想しています。
抑留
強さ云々というよりコンポーネントとして独自の金属製トークンをつけなければならないことに問題を感じています。ドナルドXもコイントークン使えばいいと発言しています。
見張り
ドナルドXは強いカードを廃棄せざる得ない状況を生み出すのがカジュアルプレイヤーにとって楽しいものではないことが問題として挙げています。そういったプレイヤーが弱いカードを捨てることも楽しく感じないことも指摘しています。同時に慣れたプレイヤーにとっては大きな問題ではないということも認識していますが、当時のドナルドの評価では消えるか消えないかのボーダーラインだそうです。
海の妖婆
自分の利益を産まないので破壊工作員のように消える可能性が高い。破壊工作員と比べれば現代でも通用するカードではあるが……。ドナルドは4コスト以下にジャンカー(相手に弱いカードを送るアタック)が2種類(もう一つは大使)あるのが気に入らないとも発言しており、そしてどちらかをなくすとしたら海の妖婆を選ぶとまで言っているのでまず消えるでしょう。
海賊船
現代ドミニオンの速度についていけないカード。単純に泥棒と同じく利敵行為になりやすいのも厳しい。ドナルドXもプレイヤーと同じ意見だそうです。一方これ以上強くすべきではないとも発言しています。
航海士
弱いカードの代名詞の一つ。これも100%消えると予想しています。山札を見ても+1アクションがないとあんまり意味がない問題は改善してきそう。
あと真珠採りと同じくイラストに人気がない。
島
ほとんど同じことができるのに、同コストに何度でも使える上に+1アクションがついていて条件付きで3金が出るカードがあるらしい(さすがに2勝利点はついていないが)。
当時のドナルドXは悪くは言ってませんが、まあ可能な限り擁護するスタイルっぽいし。
あと原住民の村と海賊船に連続した絵になっているマットをどうするか問題がついてくる。3枚とも入れ替えてもいい性能?そうだね。島は左端なので最悪なくてもおかしくは感じない……。
商船
船着場と比べられて散々弱いといわれるカード。よくファンによる改善案で+購入をつけられるが、つけたところで購入が欲しいときに薬草商よりましな選択肢が増えるだけで何も面白みはない。
それより各ターン3金出るようにしてくれ、4金でもいい。商船を商船だから買うカードになってくれ。
探検家
厳しい条件を満たした結果金貨を手札に獲得するだけ。金貨獲得は無条件で山賊や予言者ができて、手札に銀貨を獲得するのも彫刻家とか鷹匠とか、銀貨以外も取れるし追加効果もあるやつがいる。
海辺が発売された当初でも怪しかったと思うし、現代にいたっては生き残る余地なし。
宝物庫
弱い、買ってデッキに入れるカードじゃないというのは実は昔から言ってる。
特にありそうと思うのはこの9枚です。マットつながりで原住民の村も有力です(性能自体は2コストだし妥当とは思っています)。もっと厳密に予想すれば上記から見張りと宝物庫が残留して、他7枚と原住民の村が入れ替わり対象になるんじゃないかな。
バザーと宝の地図もまあ可能性はないことはなさそう。
その他
消えるカードは8枚で確定だと思います。海辺はブランクカードが12枚あるからです。これはつまりさらに勝利点が増えることもないだろうともいえます。
エラッタで機能が変わったりするなら灯台、巾着切り、前哨地あたりは何かしらありそうです。今のドミニオンなら策士で何も捨てなくても持続することが許されたりしない?だめ?
他にも強いカードが弱体化するとして漁村と船着き場が挙げられそうですが、弱体化はさすがにわざわざしないんじゃない?第二版で弱体化するならとっくに礼拝堂のコストが上がってるでしょう。
オンラインでの対応について
ブラウザ版(Stefドミ)
現時点ではどのように対応するかは未発表です。
アプリ版(TGG)
開発のJeffによると二版が発売される前に海辺を買ったプレイヤーは二版の実装時に自動で手に入るようです、つまり追加料金はありません。
一方、二版発売後は初版のカードが別売りになります。価格を変えたりするかは言及されていないので確実にそうなるとは言い切れませんが、下げる理由もないので実質的には値上げになると思われます。二版が発売される前に海辺を買っておいたほうが得するということになります。
なお、これはTGG側の予定であり、Steam側がDLCの内容変更についてどう対応するか不明であるため、予定の変更の可能性はあります。
2/28追記:BGGに投稿された画像について
(注意:リークです)
boardgamegeek.com
ドイツ語版のルールブックの見開きが写ってますね。拡大してみましょう。
何がお亡くなりになられたか、お分かりですね?海賊船マットォッ!
リストラされたカード一覧
- 真珠採り
- 抑留
- 大使
- 海の妖婆
- 海賊船
- 航海士
- 探検家
- 幽霊船
最大のツッコミどころは商船が生き残ったことでしょう。まじ?まだテキスト変更の可能性もないことはないですが、今まで効果を強くする意図のエラッタはあったことがないので望み薄です。一番可能性があるのは商船と相性がいいカードを作った?
あと大使と妖婆の両方ともリストラされるとはね……かといってきっと呪い撒きがなくなるということはないでしょう。
元の画像には左右に海賊船とマットが確認できますが……多分初版の使いまわしでしょう。よく見ると抑留トークンあるし。箱に幽霊船描かれてるし
増えたカード
画像で分かるのは1枚のアクションと8枚の持続のようです。持続は一切リストラされていないのでオレンジ色だらけの拡張セットになりました(16/27枚)。
カードが左からコスト順に並んでいると仮定すると
- コスト3のアクション1枚
- コスト2か3の持続が1枚
- コスト3か4の持続が2枚
- コスト4か5の持続が1枚
- コスト5の持続が2枚
- 財宝-持続と思われるもの1枚
- 持続-リアクションと思われるもの1枚
リストラされたカードにアタックが4枚もあるので(そして抑留もアタックみたいなもの)同じくらいアタックが増えるのでしょう。呪い撒きは確実として、抑留のような購入制限、海賊船のようなデッキ破壊、幽霊船のようなハンデス、が増えるかもしれない?
海辺のテーマ的にも真珠採りと航海士がなくなったこと的にもほぼ確実に山札を確認するカードもあるでしょう。