三月類がドミニオンするんじゃないかな

ボードゲームのドミニオンについて真面目に適当に語る可能性

きょうのサプライ4月22日

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きょうのサプライとは


毎日正午にサプライの画像が投稿されるBotです。 

サプライ画像

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本文に入る前にネズミと相性の良いカードを数えてほしい。


注目ポイント

  • ネズミと相性のいいカードのバーゲンセール
  • 手札を減らす手段は多いので外交官が活かしやすい
  • 変容がゲーム終了を加速する
  • 身代わりで金貨廃棄してえなー、金貨製造機とかないかなー、レプラコーン「いるさっここにひとりな!!」

予想される展開

ネズミと身代わりでデッキを構築するテクニカルなコンボゲー。
デッキは外交官で充分回せる。
ネズミに銅貨を食いつくしてもらったらレプラコーンの出番。レプラコーンで獲得した金貨を身代わりで廃棄、属州獲得&呪い撒きで点数を伸ばす。
3山が近くなったところで変容と増築で無理やり3山切れを引き起こす。

外交官、港町、ネズミor身代わりor増築or公領が変容か増築の効果でなくなってゲームが終わる。12ターンくらいで終わるかもしれない。
仮にコンボをしないプレイヤーが相手なら15ターンまでに属州がなくなるだろう。

初手

3-4ならば増築-ネズミ
5-2ならば身代わり-灯台orパス

獲得優先度

属州
公領(ゲームが終わりそうなら)
屋敷(ゲームが終わりそうなら)
身代わり(3枚まで)
ネズミ(買うのは1枚だけ)
港町(必ず「購入」する。3回購入すれば十分)
外交官(5枚は欲しい)
変容(3枚は欲しい)
増築(デッキにないなら、序盤と終盤にあればよい)
レプラコーン(家事の妖精)(1枚まで、デッキ3週目以降)
灯台

コンボ構築力が試されるサプライ。

ネズミの廃棄し方について

このサプライでは増築、変容、身代わりと3種類の廃棄手段があり、状況に応じて使い分けていくのだが、重視するのは身代わりと変容。
増築はちょうど1コスト上であることとタイミングがクリーンアップフェイズであるため柔軟に使うことができない。そのため増築でネズミを廃棄する状況は2枚目の身代わりを取るときくらいしかないだろう。
一方変容と身代わりは獲得したカードがすぐに使えることもあり多めにデッキに入れたい。しかし覚えておいてほしいのだがこちらにも注意すべきことがある。

変容でネズミを廃棄すると手札が増える

ネズミの廃棄時効果で1ドローするため変容の効果が解決すると手札が6枚になる。通常はうれしい話だが今回は外交官がドローソースであるためむしろ悪い状況である。
変容でネズミを廃棄するときは基本的に+1アクションがある変容か港町か灯台にすることになるだろう。手札に港町があるなら身代わりや増築でもいいだろう。

手札こそ増えるが、最初の手札を調整できるので結果的に安定性の向上には貢献している。酒場マットに変容を常に切らさないようにしたい。

身代わりで獲得したカードはそのターン中に使えるよう気遣う

つまり、手札にキャントリップを残しながら身代わりを使うよう気を付けたいということである。身代わりを使う前につい手札にある港町をすべて使いたくなるがこらえて港町があと1枚の時に身代わりを使うようにしよう。
意識すれば難しい話ではないのでついうっかりがないように心がけよう。

詳細な流れ

初手

増築-ネズミしかない。5-2なら初手で身代わりを取って2週目に屋敷をネズミにすることでほぼ同じかそれ以上の初手で始めることができる。灯台を取るかどうかは好みで。取らなければ沈む確率が下がり、取れば4金が出やすくなって港町を集めやすくなる。一長一短。

2週目

ネズミは増やす。ネズミと増築が同時に来てもネズミを増築しない。増築は自身を廃棄し変容か外交官を取る。その時点で身代わりが取れていないなら変容、取れていれば外交官、というのは大まかな目安だが、結局は事故る自信があるかどうかで決めるとよい。外交官はネズミで手札が減ることもあって事故りにくい。外交官のほうが一枚上手かもしれない。5金が出れば身代わり、4金が出たら必ず港町を取る。このゲームでは4金出すのも難しいため、港町は買えるうちに買っておきたい。
3金は増築、2金は灯台を買う。

3週目

変容があるなら屋敷はレプラコーンにしたいところ。ネズミは身代わりで廃棄して外交官にする。変容でネズミを廃棄する場合はネズミの廃棄時効果で手札が増えるため外交官は取りにくいだろう。2枚目の身代わりか変容、最悪港町でもよい。
手札をアクション消費無しで減らせる灯台は外交官と相性が良いのでこのあたりで買っておこう。というよりこのあたりではほとんどお金が出ないのでせいぜい灯台しか買えないだろう。4金出れば港町を買ったほうが良い。
増築が残っているなら自身を廃棄して外交官を取るか温存しておく。灯台を増築にするのも悪くはない。

お互い身代わりを撃ち合うので外交官もリアクションしやすい。おそらくかなり捨てるカードに困るだろうがこの時点なら外交官を残すのとネズミで銅貨を廃棄することを優先したほうが良いことが多い。

4週目~中盤

9、10ターン目。ここからはほぼ引ききりデッキになっているはず。ネズミはその都度必要なものに変えて、デッキを回す。金貨が必要であるためレプラコーンは7枚目のカードじゃなくても使用する。ほとんどの呪詛は大したことがない、嫌なのは蝗害(イナゴ)とみじめな生活(苦難)くらい。もちろん7枚目で出せるなら願い(大願)が手に入るのでそれに越したことはない。金貨を身代わりで廃棄して属州を獲得する。
呪いを撒くことができるがほとんどはネズミで対処されるので意味ない。逆にこちらにも呪いが撒かれるのでネズミを全部廃棄せず1枚だけでも残しておきたいところ。毎ターン灯台を使えるなら別だが。

常に変容は酒場マットの上に置いておきたい。外交官は事故りやすいため、変容を利用して港町や変容を取りデッキを回るように調整できる。

終盤

属州が取れる頃はもう終盤となる。このころには外交官は間違いなく切れており、港町やネズミも残り少なくなっていると思われる。勝利点で勝っているのなら変容と増築を駆使して速やかに3山切れを起こしたい。
勝利点で負けているなら属州はもちろん、変容で増築を取って増築で変容を廃棄して公領を獲得といった点数稼ぎでしのいでいかなくてはならない。

増築の枚数だけ3点稼げると思ってもよい。港町と外交官と変容で場に4コストがあふれかえっているため。

その他カードについて

会計所、賢者の石

全く活かすことができない。

結論

  • コンボ構築力が試される。慣れていない人にはいい練習になるかもしれない
  • 3山を見逃さないように。



とにかくいろんな種類のカードがある日本語版ドミニオン最新セット。
新要素も新カードも運の比率が大きく劇的な展開が期待できる。
効果が難しいカードが多いため慣れた人向け